榎田基明
とうとう地中の既存解体工事が終わりました!
次々に現れる見えない難関からやっと開放されました。
これからは図面に沿った工事です。工事の遅れを取り戻すべく、きっと着々と進みます!
今日は道路境界に沿って地中にコンクリートを打って、道路面を崩さないように壁を作っています。
そして明日からは地盤改良工事です。
建物を支えるために、地中の硬い支持層にむけて柱状に土を固めていきます。
榎田基明
とうとう地中の既存解体工事が終わりました!
次々に現れる見えない難関からやっと開放されました。
これからは図面に沿った工事です。工事の遅れを取り戻すべく、きっと着々と進みます!
今日は道路境界に沿って地中にコンクリートを打って、道路面を崩さないように壁を作っています。
そして明日からは地盤改良工事です。
建物を支えるために、地中の硬い支持層にむけて柱状に土を固めていきます。
桜井郁子
昨年に改修工事を終えたお宅の一年点検に伺いました。
外構の仕上げに使ったウィードロックが思ったよりも安定していて使いやすいとの感想をお聞きしました。
そもそも建て主さん自身がこの仕上げ材を使いたいと希望されたもので、私たちも工務店さんも使ったことがなかったため、どんなことになるかなぁとドキドキしていました。
間伐材をレンガ状に固めた商品で、車輌が乗ることもできると謳われているだけあって、自転車のスタンドも問題ありません。雨はある程度はしみこみ、あまりに多量の場合は表面を流れていくので、水たまりもできません。砂地に置いているだけなので工事中はごろごろと安定しにくく、目地が大きいような気もしましたが、一年経ってみると、でこぼこした様子もなく少し膨張したのか目地も具合良くおさまっていました。
世の中、さまざまなアイディア商品が出てきますが、こうして実地で確かめさせてもらえるのは勉強になります。
榎田基明
東山区でまちづくり運動に取り組んでいる住民団体「いいまちねっと東山」では、地域の課題やその対策を考えていくには現場を体感することが大切ということで「東山何でも探検隊」を開催しています。先日は、東大路と四条通を歩きました。
京都市は、都心や観光地での歩行環境を改善しようと、四条通(川端通~烏丸通間)と東大路(三条通~七条通間)で4車線の車道をを2車線に減らし歩道を拡幅する計画を進めています(四条通整備事業情報、「歩いて楽しい東大路」歩行空間創出事業)。東大路はまだ構想段階ですが、四条通は既に工事が始まり今秋の完成が予定されています。そこで四条通の状況を見ることで東大路の計画について住民の立場で考えようという趣旨です。
最初に東山五条から清水坂を京都市清水坂観光駐車場まで登りました。朝9時を少し回ったところでしたが既に観光バスが40数台が駐まっていました。気候が良いとはいえ観光客の出足は少し落着いた時期ですのでどんどんバスが入ってくるという状況ではありませんでしたが、狭い清水坂を歩行者を1mもない歩道に押し込めて大型バスが行き交うのはやはり良くありません。ただ坂道なので歩くのは高齢者にはかなりつらいので代替手段が要ります(代替のアイデアは土居靖範・他『LRTが京都を救う』をご覧下さい)。
東大路は日曜日の午前でまだ空いている時間帯ということもあって渋滞よりも歩道の状態が話題になりました。松原通~五条通間では歩道が外側にひどく傾斜しています。参加した地元のおばあさんは「体調が悪い時はバランスが取りにくいので足を挫きそうになる」と言っていました。
なんでもこの区間は市電が走っていた時の敷石の上に舗装を重ねているので車道が異常に高くなっていて、松原通以北は敷石を取り払ったので比較的フラットになっているという話しもあります。真偽の程は確認が必要ですが…
さて、祗園からはバスに乗り四条通の混雑を体験!のはずが予想に反して車が少なく、10分とかからず四条烏丸に到着。そこから四条通を祗園方向へ歩きました。
広いところでは歩道の幅が倍になります。工事中で真ん中に柵が立っていたり路面が凸凹していたりしていましたが、歩きやすくなっていること明らかです。いつも混雑する新京極・寺町通との交差点などは大きく改善されそうです。
バス停は四条河原町と四条高倉の2カ所に統合されて3台ずつ停まれるようになります。ただ全区間で歩道が倍になるわけではなく、街区毎に1カ所ずつ停車スペースがつくられます。
工事は進んでいますが、完成時、バス系統は変更されるのか? 停車スペースは荷捌き専用なのかマイカーも停まれるのか? タクシーの降車はどうなるのか?(乗り場は西行きは高島屋前、東行きは大丸前だけになります)通過だけのクルマを規制しないと混雑するのでは?等々、疑問や課題はたくさんありますが、歩行者優先に方向が変わりつつあることは歓迎です。
交通問題に取り組んできた京都の市民・住民運動は1980年代後半から四条通を歩行者と公共交通だけのトランジット・モールにすべきと提案してきました。クルマを走りにくくすることに対して日本では大きな抵抗がありますが、都心の自動車交通量の削減が都市再生の要であることは国内外の多くの例で実証されています。京都の市電を守る運動を経験した市民・住民運動はいち早くこのことに気づいていました。
また、沿道商店の組合である四条繁栄会も、実態調査で来客の圧倒的多数が電車やバスできていることがわかり、10年ほど前から歩行空間の拡大を検討してきました。その実現に向けたステップがようやく一つ進みそうです。
一方、四条通でも鴨川より東の祗園では歩道拡幅は行われません。観光客も多い地区ですのでいずれ歩行者空間を広げることが必要だと思います。
桜井郁子
今年は木造のことを改めて学ぼうとMOKスクールに通い始めています。今日は吉野の山へのバスツアーがありました。
吉野杉の植林の特徴は、密生・多間伐・長伐期で、確かに樹齢200年以上の吉野杉が生い茂る様は圧倒的です。密生させることでゆっくりと生長させて年輪の幅が密になります。早い段階からこまめに間伐することで、節の少ない材木になります。50年60年ではまだまだ使える材にならないという、気の遠くなるような時間が流れていました。そしてこれだけ密生していても思いの外明るいのも手入れが行き届いているという証拠。日本の山が荒れていると言われて久しい中にあって、吉野杉のプライドを垣間見た思いです。
吉野杉は樽丸(酒樽などの側板に使われる材料)で特に有名でした。吉野杉の桶(ふたがあるものを樽、ないものを桶とだいたい呼び分けているようです)を実際に使われている味噌醤油工場を見学。さらに樽丸の製材工場で製造過程を見学しました。まずは大きな丸太から、バームクーヘンのようにというかみかんのようにというのか、おおまかに割ります。赤身と白太の境目あたりを使うのだそうで、年輪に沿って曲がった包丁のようなものでさらに割っていきます。そして「セン」という道具を使って厚みを均一に仕上げたら、完成。これが樽屋さんに運ばれて樽や桶が作られるのだそうです。
そして最後に製材所にお邪魔して実際の製材を見せて頂きましたが、今回はこの樽丸の行程を見せて頂いたのが非常に印象に残っています。すごい技術です。
もうひとつ忘れてならないのは、お昼ご飯のお弁当。
竹の皮に包まれた素朴なお弁当でしたが、モミジの枝が挿してあって、いかにも「森の恵み」といった風情です。葉っぱビジネスが成功するのも分かる気がしました。
榎田基明
予定では、今週から杭工事に入ることになっていましたが、地中の既存解体が続いています。
敷地の南東角は前面道路と隣地通路に接していて、その間際の解体を残すのみ、なのですが…
隣地通路を崩すことのないよう、山留めを作り、周囲の地盤面を掘り下げながら迫って行き、もうこれで完了かと思っていたところ、またコンクリートの床版らしきものが出てきました。
次々と大きな難関が現れます。ユンボを駆使して、こんなに難しい解体工事をされる監督や職人さんたちはほんとにすごいです。
これは大割と呼ばれるアタッチメントで、コンクリートの塊を砕くのに使われます。
コンクリートから鉄筋やH鋼が外されて山のように積み上げられています。
コンクリート躯体を砕く大きな音と振動が続いています。近隣の方々には長い間我慢していただいている状況です。なんとか、これ以上現れないように祈るばかりです。