榎田基明
私たちは、京都西陣のまちなかに建つ元生糸問屋さんの町家をシェアオフィスとして使わせてもらっています。
1階にもえぎ設計とJ’satelier、2階に私たちFuu空間計画が居ます。
一緒に仕事をしたり、まちづくり活動をしたり、お昼ごはんを食べたり、ラジオ体操をしたり、関わりながら日々過ごしています。
この町家シェアオフィスの建物のお気に入り場所を紹介してみようと思います。
2階の南の窓辺の踏込床。
竹や栗、こぶしなど色々な樹種の木材が使われた丁寧で華奢なつくりです。大工さんや植木やさんによると、こんなに細く一定の太さのものはなかなか探せないとか。作った方たちがあれこれと相談しながら楽しんで作られたのが伝わってきます。
勾配の竿縁天井。
パソコンとにらみ合っていて、ふと顔を上げると、この床の間と天井が見えるのです。