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キャンプ

榎田基明

毎年ゴールデンウィークは、大学時代の友人達で集まって2泊3日のキャンプをしています。関東から関西から集まるので、長野や山梨が集合場所になります。

京都に住む私たちにとっては、信州の景色はほんとに新鮮!間近に迫るアルプスの山々。広葉樹の新緑。京都の北山杉の山では味わえない、溢れかえる黄緑色に、今年も5月を満喫しました。

写真:キャンプの様子

それぞれの家庭の子ども達も年々大きくなって、大人同様再会を喜び、自然の中で次々を遊びを繰り広げていました。木々の切れ端で何か組み立てたり、焚き火でバウムクーヘンを作ったり、ハンモックで大はしゃぎしたり、火の番をしたり…

写真:キャンプの様子

テントを張って寝る場所を作り、火を起こして山の湧き水を使ってゆっくり調理して、「美味しいなぁ」といいながらみんなで食べて、夜は火を囲んで夜空を眺めて。

ずっと外にいて自然を眺めて過ごした3日間。

写真:キャンプの様子

生きるために必要なことだけを時間をかけてするって楽しいですね。

今回は、人はそういうことに喜びを感じるようにできてるんだなぁと、再発見したキャンプでした。

モザイク展

桜井郁子

モザイク教室の作品展が開かれました。

中日の5/5には交流パーティがあり、それぞれの作品について作った本人から一言ずつの解説がありました。イメージ通りだったりイメージとは違ってびっくりしたり、それぞれの個性がひかる、華やかな展示となりました。

写真:モザイク展の様子

写真の中には私の作品が二つ、写っています。さて、どれとどれでしょう?

「サテライト今宮」見学

榎田基明

佛教大学の社会福祉学部の学生さんを連れて、毎年、施設見学をさせて頂いています。

写真:「サテライト今宮」見学

社会福祉法人七野会|こぶしの里 サテライト今宮」は、ユニット型の特別養護老人ホームと認知症対応型デイサービス、高齢者の住まい、配食サービスを備えた、高齢者のための施設です。

今年の学生さんは特別支援学校などの教職を目指す人が多くて、高齢分野には興味薄かと思っていたのですが、そんなことはなく。施設長の中尾さんのお話に惹き付けられました。

「介護の仕事をしていて良かったと思うことはなんですか?」との質問に、中尾さんは、90歳を超えるおばあちゃんと面会にきた孫息子のやりとりを例に出して、「他の仕事をしていたら知ることさえなかった、利用者さんやその家族の人生の大切な場面に立ち会えることができる。本当にいい仕事です。」とおっしゃっていました。

私たちはみんな、喜びや悲しみや切なさや色んな感情の中で生きていて。

その色んなことを受け止めて寄り添っていく福祉の仕事。

すごいな、と思います。感動的でした。

「京の職人-匠のしごと-」で鳳凰堂へ

桜井郁子

京都高齢者大学の「京の職人-匠のしごと-」という講座が始まりました。第1回目は「よみがえる鳳凰堂」ということで、宇治にある平等院鳳凰堂の修復をされた澤野道玄さんのお話しを聞きました。

写真:平等院鳳凰堂

まずは実物を見ながらの解説です。鳳凰堂とひとくくりに呼ばれますが、中堂、左右の翼廊、尾廊の4棟からなる建物なのだそうです。また創建当初は、左右の翼廊の柱は水中に建っていたそうですが、傷みが激しいため基壇が作られたそうです。なるほど、そう聞くと確かに、屋根がひとつながりになっているよりも軽やかだし、阿字池からすっと柱が伸びていく姿は浄土の建物のイメージに近い感じもします。池の南側にある六角形のあずまやは、平等院の修復の際に出た材を再利用したものだとも聞きました。

写真:平等院四阿

近くに会場を移し、映像を見ながら塗装の技術について詳しくお聞きしました。膠(にかわ)と明礬(みょうばん)に、赤色であれば丹土(につち)、白色であれば胡粉(ごふん)を溶いて使われています。同じ酸化鉄による赤色でも、丹土は黄土でベンガラは鉄鉱石から作られます。また鉛を加熱することで得られる鉛丹も赤色の顔料としてよく使われますが、ここ鳳凰堂は調査の結果、丹土であることが判明したのだそうです。

業務としては鳳凰堂の修復(塗装)だけですが、このように調査や実際の発色を試すことなど、準備に時間とお金が大変かかっているそうです。「今さえよければ」ではない歴史を相手にした仕事にこちらの気も引き締まる思いでした。国宝の鳳凰堂でさえも60年ぶりの修復工事で、これではさすがに傷みが進むため、もう少しメンテナンスにお金をかけるよう要望を出されているそうです。ただ、日本人の風潮として、本来の派手な色遣いだけでなく古びたものも「ワビ・サビ」と称して愛でることから、今回の修復工事から10年してようやく「日本的見ごろ」になるでしょうと笑っておられたのが印象的でした。

友人の事務所訪問

榎田基明

奈良で設計事務所を営む大学時代の友人に会って来ました。

女性二人、建築士とインテリアコーディネーターというペアで開設してもう8年。

奈良町にある、彼女の設計したケーキ屋さんも覗かせてもらいました。

写真:友人の事務所

同じ学生時代を過ごし、関西に戻って、仲間と建築事務所を運営して、子育て中で、と、共通するところが多い友人です。いろんな楽しい話や苦労話が出ました。

夢中で走っていると、つい気付かずに過ごしているけれど、貴重な日々です。