榎田基明
佛教大学の春学期は残すところあと2回。もうすぐ夏休みです。 1年を通して、福祉を専攻する学生さんたちに、高齢分野、児童分野、障がい分野の施設や制度、とりくみなどを紹介しています。そこで興味を持てる部分を見つけ出して、掘り下げてもらうようなことをしています。 今月から児童福祉、子育て支援分野を進めています。 今日は「京都府助産師会館」の見学をさせて頂きました。ここでは妊産婦さんやその家族への子育て支援を中心に、「社会で子育てを支える」取り組みをされています。 ちょうど子育て相談の日だったので、赤ちゃんとお母さんが何組も来ておられました。生後2ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらって嬉しそうな学生さんたちです。 この助産師会館は、今は8歳になったうちの双子の息子たちがまだ赤ちゃんだったころ、ここに訪れる母親目線で設計させていただいた施設です。分からないことや不安がたくさんの子育ても、医療と子育ての専門家である助産師さんに相談できる、お母さん同士のつながりができる、そういうことがゆとりと自信の子育ての日々に繋がると、私自身が助けられた思い入れの深い場所です。