榎田基明
2年ほど前から生活支援研究会という会に参加しています。大学の先生や大学院生を中心に、高齢者、子どもなどの生活環境に関しての研究をされています。今は、高学年児童の放課後の過ごし方がテーマです。今日はアメリカ調査の報告会でした。
ふだんの会場は京都なのですが、今回は奈良女子大学です。重要文化財に指定されている正門、守衛室、旧本館を見てきました。
旧本館は内部の改修工事中。内壁のしっくいと壁下地の木舞を剥がして、筋交いまわりの間柱を補修されている様子。補修部材に「平成二十六年度修繕」と印字されていました。
1909年竣工の建物ということですから100年あまり前の設計です。女子大らしくかわいらしいディテール。設計者がワクワクしながらデザインしたんだろうなぁ…と想像すると私までワクワクしてきたのでした。