榎田基明
私の母校である関西大学には、村野藤吾設計の建物が40棟近くあるそうです。お恥ずかしながらつい最近まで知りませんでした…
かつて在籍した地理学教室の例会があるということで久しぶりに大学構内に入り、いくつかの建物を見てきました。京都に移ってからも2~3カ月に1度は近くに行くことがありますが、構内に入るのは2009年夏の交通権学会以来です。
阪急関大前駅の南口から急斜面を上ると関西大学会館(大学法人本部)があり、その並びに社会学部の学舎があります。どちらも村野藤吾設計ですが、かなりどっしりとしていて私が持つ村野藤吾のイメージとはちょっと違います。
関大といえばこの円形の建物「簡文館」でしょう。私が受験した頃は大学案内の表紙を飾っていました。今は関西大学博物館などに利用されていますが、入学した時は図書館でした。
左奥は現在、芝生の広場になっていますが、在学時は法・文学部の第1学舎があり、それも村野藤吾の設計だったそうです。思い出してみると、中庭を囲むロの字型の構成に端正なデザインでなかなか良い雰囲気の校舎でした。
第1学舎左手の小教室の建物と奥の大教室の建物、写真にはありませんが、この手前にある岩崎記念館と小教室の裏側の研究棟も村野藤吾だそうです。
この他に、円神館、特別講堂、体育館などがありますが、例会の開会が迫っていたのでここまで。いずれまた続編を…