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写真展のお客さま

榎田基明

8月23日までミセノマで開催中の「子育てのまち京都の夏・地蔵盆」

昨日は、年明けに完成した町家の改修工事の建て主さんであるTさんご夫妻、それに、ただ今住まいの改修計画中のMさんご家族も見に来てくださいました。

写真:展示パネルを見る神谷さんと子どもたち

Mさん家族は打合せを兼ねて。

打合せの後、写真展会場で写真家の神谷さんに「これなあに?」「これは?」と熱心に質問してくれた、かわいいお客さまでした。

送り火と地蔵盆

榎田基明

残暑お見舞い申し上げます。

久しぶりに「送り火」を見ました。家の近くの加茂街道からです。お盆は郷里に帰ることが多いのでなかなか毎年は見ることができません。

夕方、少し雨が降りましたが、風もなく良く燃えたように思います。何年か前、荒神橋東詰の近衛通で見ていた時、家の前の道路に椅子を出して座ってみていたおばあさんが「あ~今年もよう燃えとる」とつぶやいていたのを思い出しました。

写真:五山の送り火「大文字」

「送り火が終わると京の夏も終わり」などと観光ガイドに書いてあることがあります。しかし、京都のまちにはもう一つ大切な行事「地蔵盆」があります。私は京都育ちではないので経験はありませんが、子どもたちにとっては夏休みの最後の楽しみであり、それを何カ月も前から準備する大人たちにとっても町内のつながりを深める場となっています。

私たちの事務所がある町家シェアオフィスでは毎年この時期、写真家・神谷潔さんによる写真展「子育てのまち京都の夏・地蔵盆」を開催しています。お時間が許せば是非ご来場下さい。

ミセノマ企画第11回 写真展「子育てのまち京都の夏・地蔵盆」

  • 2015年8月18日(火曜日)~23日(日曜日)
  • 13時30分~17時

地蔵盆が終わると京都にも秋が訪れます。

「咲あん上京」だんだん外形が見えてきました

榎田基明

写真:鉄骨が組み上がった南東角

いつも定点観察している南東角からの様子です。足場が組まれると隠れてしまって、もうここからは様子が見えなくなります。

東側北側に隣接する土地に落とす影の影響を抑えるために、建物は上階に上がるに連れて小さくなるように設計しています。6階建てのうち、2・3階に11戸、4階に10戸、5階に8戸、合計40戸の住まいが入ります。

鉄骨建方と平行して、中では床のコンクリートを打つためのデッキを張り始めています。

「咲あん上京」鉄骨建方

榎田基明

写真:クレーンで鉄骨を組み上げる 暑い暑い中、鉄骨建方が進んでいます。 今日組む分だけの梁と柱が朝早くに福井の鉄骨工場から現場に届きます。 写真:クレーン作業を見守る職人さん 気温に熱せられ、鋼材は素手で触れないほどの熱さだそう。 職人さんたちは送風機付きの空調服で体を冷ましながら、6階建ての鉄骨梁の上を歩き、またがり、ボルトを締めていきます。 この暑さでの高所作業は、下で見ているだけでもクラクラします。みなさん、どうか気を付けて。

「咲あん上京」色いろいろ

榎田基明

内装や外壁の仕上げ、色の検討を始めています。 京都市は景観条例で外装の材料や色に地域ごとのルールを定めています。そのルールに配慮しつつ、上京らしさ、住まいらしさを感じる素材や色を検討しています。 写真:外壁塗り見本とタイル張り見本 外壁タイルの張り見本、外壁材の塗料の塗り見本などを太陽の下に並べて見比べています。 職員の方々の意見が反映されるよう、「使いたい色」を考えてもらっています。出してもらった色をポイントに使いながら、咲あん上京らしさを見つけていきたいな、と思います。 写真:土で埋め戻された敷地 現場は埋戻しがほぼ終了。明日から鉄骨建方です。