榎田基明
洛西ニュータウンには、高齢者や子育てママのための居場所が十数カ所あります。
それらの居場所の運営者や利用者が集まって、情報や課題の意見交換をすることを目的に居場所交流会が開催されました。昨年3月、12月に続いて3回目の開催です。
意見交換会だけでは楽しめないということで、前半はエレクトーンの演奏が流れるなか、子ども向けに立体折り紙やコマ回し、大人たちは雑談で和やかな時間を過ごしました。
後半は意見交換です。最初に参加者全員、紙に「名前」「特技やしていること」「いつも行っている居場所」「居場所に行く目的や楽しみ」を書いて、見せ合いながらぐるぐると回って自己紹介です。
参加者は30名弱で、居場所の運営者や利用者、これから居場所を始めたいという方、地域包括支援センターの職員、まちづくりの支援をしている方、洛西福祉ネットの「わくわくサロン」に関わっている京都経済短大の学生などです。地元ケーブルテレビRVCの取材が入りました。
次に、京都大学吉田哲先生による「わたし(たち)からはじめる一歩一歩のまちづくり」というお話し。
大規模プロジェクトは人口が増加し財政が豊かな時代のもの。これからは人口減少で財政が縮小し、行政が何でもやるわけにはいかなくなる。これまでの住民運動は反対運動から始まったが、これからはよいものを前向きに作っていくプロセスが大切になる。小さな課題を地域の事情に合わせて住民自身が考え行動し、行政とも協力していく必要がある。というような内容でした。
その後は、車座になっての意見交換です。お話しと意見交換の内容は洛西福祉ネット「わくわく通信第7号」(2017年春発行予定)で報告します。