榎田基明
暑い暑い中、鉄骨建方が進んでいます。 今日組む分だけの梁と柱が朝早くに福井の鉄骨工場から現場に届きます。 気温に熱せられ、鋼材は素手で触れないほどの熱さだそう。 職人さんたちは送風機付きの空調服で体を冷ましながら、6階建ての鉄骨梁の上を歩き、またがり、ボルトを締めていきます。 この暑さでの高所作業は、下で見ているだけでもクラクラします。みなさん、どうか気を付けて。「施設づくり」カテゴリーアーカイブ
「咲あん上京」色いろいろ
榎田基明
内装や外壁の仕上げ、色の検討を始めています。 京都市は景観条例で外装の材料や色に地域ごとのルールを定めています。そのルールに配慮しつつ、上京らしさ、住まいらしさを感じる素材や色を検討しています。 外壁タイルの張り見本、外壁材の塗料の塗り見本などを太陽の下に並べて見比べています。 職員の方々の意見が反映されるよう、「使いたい色」を考えてもらっています。出してもらった色をポイントに使いながら、咲あん上京らしさを見つけていきたいな、と思います。 現場は埋戻しがほぼ終了。明日から鉄骨建方です。「咲あん上京」土の埋め戻し
榎田基明
地下のコンクリート躯体が完成したので、土を埋め戻していきます。 スプリンクラーの水槽やエレベーターが設置される場所は埋めずに残しておきます。 建物の外周部分には小さなユンボが入って、給排水など設備の配管作業中です。 いよいよ、来週は鉄骨建方。鉄骨躯体が建ち始めます。「咲あん上京」鉄骨製品検査
榎田基明
現場での基礎や地中梁のコンクリート工事と平行して、鉄骨の工場では柱や梁の加工が進んでいます。 鉄骨工場まで製品検査に行きました。工場は福井県です。タイミング悪くやって来た台風に吹き飛ばされそうになりながら、高速道路を走りました。 まずは事務所で書類検査、その後工場内で実測、目視などの検査です。 テープ合わせ。鉄骨の加工はミリ単位の精度が要求されます。現場で使う鋼尺と工場で使う鋼尺がぴったり合っているか確認するのです。5Nの力で引っ張り24m伸ばして、許容される誤差は±2.7ミリです。結果は現場用が+0.6ミリで合格。 工場長は「1ミリ目盛りの1/100を見るんや」と言ってはりました。さすが。 溶接加工が済んだ柱や梁が図面通りの寸法に仕上がっているか、測って確認します。この大きくて重たい8m長さの鉄骨柱を誤差1ミリ未満で仕上げる技術には恐れ入ります。 溶接箇所まわりの超音波探傷試験。表面には現れていない内部の傷の状態を、超音波を使って確認します。第3者機関の調査会社が検査します。 「咲あん上京」は建物の高さを抑える必要がありながらも多くの個室が配列されるので、換気など設備の配管を通すために梁に貫通孔がたくさん開きます。構造計算をした上で孔の位置やピッチを決めます。貫通孔の補強材も工場で取付けられます。「咲あん上京」出来型検査
榎田基明
コンクリートの型枠を外して地中梁や基礎の形が現れはじめました。 このコンクリート躯体は、このあとすぐに土中に埋まってしまうので、このタイミングで出来型検査をしました。 構造設計図の通りの寸法がきちんと確保されているか、測って確認します。 きれいにできあがっています。だんだん、できあがりの姿が見えてきますね。