榎田基明
シェアオフィスの表の間を地域にひらく「ミセノマ企画第9回」がはじまっています。
今回は、京都府南丹市の農村のくらしを描いた木版画20数点とスケッチなどを展示。
期間は6月14日(日)まで12:00~18:00の間、開いています。
作家の宮嶋さんも終日在廊されています。
木版画の版木も展示されていて、作品完成までの過程をお聞きすると、その繊細さに唸ってしまいます。 どうぞ木版画の世界を覗きにいらして下さい。
榎田基明
シェアオフィスの表の間を地域にひらく「ミセノマ企画第9回」がはじまっています。
今回は、京都府南丹市の農村のくらしを描いた木版画20数点とスケッチなどを展示。
期間は6月14日(日)まで12:00~18:00の間、開いています。
作家の宮嶋さんも終日在廊されています。
木版画の版木も展示されていて、作品完成までの過程をお聞きすると、その繊細さに唸ってしまいます。 どうぞ木版画の世界を覗きにいらして下さい。
榎田基明
地盤改良の柱(コラム)を地中に埋め込んでいます。 位置やコラム径によりますが、日に10本程度、全部で117本。2週間がかりです。 掘削の途中に固い地盤に当たると、重機が宙に浮くほどの反力があります。それでもさらにさらに掘り進め、支持地盤まで到達させるのです。
このうち2本を選んで全長コア抜き取り試験の準備中。長さ9mほどのコラムの上から下まで問題なく作られたかを確かめます。
毎週月曜は現場定例会議です。うち2週に1度は建て主の京都保健会さんを交えた会議で、建て主、設計、施工それぞれの立場から色々なアイデアが出されています。 現場はまだ地中の工事なので地上に変化は見えないですが、定例会議では鉄骨やサッシ、設備関係の話など、進んでます。
桜井郁子
今日は、京都高齢者大学の「京の職人-匠のしごと-」の2回目。「西陣織の歴史探訪」と題して、西陣織会館、織成館、綴れ織り工房を巡りました。
西陣織会館で目に付いたのは、製造工程を示したパネルの手前に本物のかいこさんがいたことです。むしゃむしゃと元気に桑の葉っぱを平らげていました。さて、この子たちはこれから繭づくりを見せてくれるでしょうか。
大勢の外国人観光客と共に「きものショー」を堪能した後、西陣のまちを歩きました。山名宗全の屋敷跡や番組小学校だった西陣小学校などを巡り、織成館へ。実際にジャガード織りをされている様子を見学し、続いて染め糸の不思議な変化を体験しました。蛍光灯で見ていたときには「なかなか渋い色だ」と思っていた糸が、白熱電球(太陽光の代わり)に照らされると華やかな色に大変身。かつてはかがり火程度の明るさだったので、もう少しおとなしい色調で見えていたようです。それにしてもずいぶんな違いです。照明計画は難しいわけです。
この中でも左から3番目にある糸束は黄櫨染(こうろぜん)という色で、かつては天皇しか着用できない禁色だったそうです。なので、お雛さまでも黄櫨染の着物を着ているのは格式が高いとか。高貴な色と言えば紫かと思っていましたが、確かにこの色も特別な場合にしか目にしませんでした。
続いて綴れ織り工房を訪ねました。綴れ織りは、職人さん自身のツメをのこぎり状に研いで、筬(おさ)の代わりに緯糸(ぬきいと:よこ糸のこと)を掻き寄せて織り上げていくのが特徴です。そのため細かい模様が作れる反面、一日に数cmしか進まないこともあるなど、とても手間がかかるのだそうです。日常生活での不便はありませんかとお聞きすると、かつて同じく職人だったお父さんとお風呂屋さんに行った時、背中を流してもらって…痛い思いをされたそうです。ひぃ。
西陣の地に事務所を構えていながら、着物を着る機会も少ないですし、西陣織を詳しく知る機会もなかなかありませんでした。今回は、「ほら、あのよこ糸をシャーと投げ飛ばす道具(=杼(ひ)のこと)」とか「よこ糸を押さえるのにトントンする櫛みたいの(=筬(おさ)のこと)」とか、実物とその役割をよくよく見せて頂いて、自分の語彙不足をほんの少しは解消できたと思ったのは思い上がりすぎでしょうか。
榎田基明
春のお彼岸前に植えたジャガイモの花が咲き始めています。
そして、ゴールデンウィーク前に植えた夏野菜たち、ぐんぐん成長中です。
トマト、きゅうり、なす、パプリカ、おくら、いんげん豆。小さなきゅうりがなり始めました。トマトも膨らんできましたが、赤くなるのには時間がかかるそうです。
150玉植えた玉ねぎはもう収穫どき。来週には全部ぬいて、うちの軒先にぶら下げるのです。先週植えたさつまいもはちょこっと芽を出しています。
畑って大変!
作物それぞれに少しずつ手入れの仕方が違うし、それに常に先のことを考えながら、いいタイミングで、準備して植えて世話して収穫して・・・が幾重にも重なり合っているのですね。(当たり前なんだけど・・・)
すべて初体験の我が家は、植物の生命力や不思議、さらにそれを狙う生き物たちにびっくりの連続です。
榎田基明
柱状改良といって、地中深く支持地盤まで柱状に掘り進めながらセメント系の固化剤を送り込み、現場の土と混ぜ合わせて、硬い柱を何本も地中に作る工法です。その硬い柱の上に、建物の基礎が載ります。 まず初めの1本目は、私たち設計事務所の立ち会いのもと、固化剤の配合や地中の支持地盤などを確認しながらの作業です。 設計時のボーリング調査で、この敷地の地中の支持地盤は、地下9m前後のところにあることがわかっています。現場に据えたプラントで配合した固化剤を地中に送りこみながら掘っていくと、8mを超えたところで支持地盤に当たりました。 地盤の強さを確認して掘削機械を引き抜きます。 取り去ることが出来なかった既存の地下建物を避けて、改良柱の位置や建物基礎の形状を変更しています。地中の工事は、隠れてしまうので見えない部分ですが、多くの種類の技術に支えられているなぁ、とつくづく実感です。建築は職人さんたちの専門技術の結集ですね。