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国立西洋美術館と不忍池

榎田基明

久しぶりに東京に行きました。

まずは上野の国立西洋美術館です。

ル・コルビジェ設計で知られていますが、前庭のロダン作「カレーの市民」との組み合わせが好きで、美術館に入らなくても前庭だけ見に行くことが結構あります。この日も前庭だけでした。

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見上げると青空を背に立つ6人のカレー市民。

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この後、東京文化会館を一巡りし、いつもは余り行かない不忍池に向かいました。

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名残の睡蓮が大きな葉の下に隠れていました。

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ところが池の周囲の遊歩道にはスマホを持ったたくさんの人がウロウロ…数百人はいたでしょうか。

「ポケモンGO」のようです。みんな一心不乱にスマホを操作していましたが、しばらくすると一斉に同じ方向へ移動が始まり、最初は足早に歩いていたのがだんだん速度が上がっていき全速力で走る人まで。

居合わせた中高年の方達は何が起きたのかと眺めるばかり(私もその一人でした)。

どうやら上野動物園に近いあたりにポケモンが出現したようでした。まちなかでやっている人はよく見かけますが、集団で1カ所を目指しての大移動はちょっと異様な光景でした。

錦秋

桜井郁子

洛西ニュータウンの竹の里サブセンターにて開かれた「竹の里わくわくマルシェ」にでかけてきました。

写真:竹の里わくわくマルシェのプログラムのひとこま

当日はあいにく雨が降ったり止んだり、今ひとつすっきりしない空模様でしたが、思いの外、参加者があったようです。到着が遅れたため、少々出遅れた感がありましたが、お野菜やラスクや小物を買い、プログラムもほんの少し参加することができました。

写真:洛西ニュータウン・西竹の里の並木道

洛西ニュータウンといえば、立派な並木道。そして季節は秋。

写真:洛西ニュータウン・西竹の里の並木道

錦秋と呼ぶにふさわしい、立派な木々と紅葉でした。

おいしいごはん

桜井郁子

大学OB会の京都支部総会に参加しました。会場は、山ばな平八茶屋です。何か特別なことでもない限り、利用するにはなかなか敷居の高いお店ですが、今回は校友のお店ということで気軽に訪れました。

写真:会場となった山ばな平八茶屋の山門

これまでの総会ではどなたかのお話を聞くことが多かったようですが、今回はせっかくの会場なので、お食事を楽しむ総会という位置づけになったようです。肝心のお料理ですが、特段、変わった食材が使われている訳でもなく、ただ基本に忠実に丁寧につくられているのだと思います。何事も同じですね。茶そばがきちんとお茶の香りがするというのは初めての経験かも知れません。そして、このお店の名物、とろろ飯。何の変哲もないのですが、おいしかったーー

写真:山ばな平八茶屋の名物、麦とろ飯

秋の一日、おいしいごはんを頂いて、心からくつろぎました。心機一転、明日からまた仕事に頑張ります。

木造建築物の可能性

桜井郁子

4月から始まったMOKスクールも残すところあと2回。今日は、いつもとは場所を変えて、大阪木材仲買会館へやってきました。中大規模の木造建築物の構造や防火対策など、この会場も一つの例として実物を眺めながらの講義でした。

写真:大阪木材仲買会館の外観

そして、この大阪木材仲買会館にて開かれているティンバライズ2015OSAKA展の基調講演があり、講座の後に引き続いて聞いてきました。「木造建築物の可能性」なんていう単語はそんなに目新しい言葉ではありませんが、でもやはりそう言いたくなるスライドの数々でした。先入観にとらわれるのはもったいない、どんな形で木を使えるだろう?といろいろと思いを巡らせた講演でした。

写真:ティンバライズ2015OSAKA展の基調講演で話す腰原氏

JIA静岡のまち歩き

桜井郁子

古い友人のお誘いで、静岡県三島市にある源兵衛川まで出かけてきました。

写真:源兵衛川の「遊歩道」を歩いていると素敵なカフェに巡り会える

源兵衛川の「遊歩道」を歩く

川の中には通常であれば何もつくることはできないのですが、下水道が完備されていなかったために、かつてこの川には住宅の雑排水が流れ込んでいました。その水を処理するための浄化施設が作られ、その浄化施設の管理用道路ということで、この「遊歩道」は存在しています。下水道の完備された現在、それでも川と近づけるこの「遊歩道」のおかげで川の状況を知ることができて、立派に川の管理に役立っていました。

富士山の麓に降った雨が地下水となってあらためてわき水としてこの川に出てくるのに90日というデータもあるようです。場所によっては川と富士山を一緒に眺めることができて、その90日間の水の旅を想像すると楽しいですね(ジュールベルヌは80日間で世界を一周するというのに)。

写真:三島のまちなかに唯一残された給水塔

三島のまちなかに残された給水塔

まちなかにはいわゆる町内毎くらいの単位でこのような給水塔が設置されていたようです。今では金属製の給水タンクが活躍しているようですが、コンクリート製のこんな(ごつい、でも愛嬌ある)給水塔はこれが最後の一つのようです。

写真:三島のまちで見かけた避難路

三島のまちで見かけた避難路

こんな避難路は初めて見ました。滑り台ですよね。滑り降りた先が・・・かえって怪我しそうな気もします。

写真:三嶋大社(本殿、弊殿、拝殿)

三嶋大社

そして最後に三島市といえば三嶋大社。普段は玉垣(写真左手の石造りの垣)までしか近づけないところ、今回は瑞垣(玉垣の背後に見える本殿を囲む木製の垣)まで近づかせてもらえました。本殿を間近で見るとやはり圧巻です。もちろん神聖な場所ですから写真は禁止。瑞垣の隙間からのぞく精巧な彫刻にため息をつきつつ、しかし、これだけ立派な木材を使用してもやはり劣化は避けられないということで、庇が追加されていたり、様々な工夫をお聞きすることができました。