桜井郁子
昨年の4月に改修工事が完了したお宅の一年点検に伺いました。
床暖房のある部分のフローリングが伸び縮みして、少し段差がついています。見た目には分かりにくいですが、手でなぞると確かに気になるかも知れません。布をあてて金槌でコツコツと叩いてなじませてみました。もう少し様子を見て頂くことにしました。
勝手口の扉のレバーがひっかかるとのことでしたが、機密性の高い扉なので、少し力がかかるようでした。油を差して回転部分の動きをスムースにしてみましたが、影響はない模様。ふわりと閉めてはダメで、ガチッと閉めて頂くしかないようです。
玄関先の土台部分にある穴から虫が出入りしているとのことで、コーキングを詰めてもらいました。以上3点、施工者さんに作業して頂き、建て主さんご夫妻とこの一年の暮らしぶりなどをお話しを伺いました。
居間から台所にわたって設置された床暖房のおかげでずいぶんと快適になったこと、天井を勾配天井として立派な梁を見せたことで気分がよくなったことなど、とても満足されている様子でこちらもうれしくなりました。
玄関には野の花が生けられ、奥さまの手作りの犬の置物が飾られています。うららかな風が吹き抜けていきました。