榎田基明
一昨年から龍谷大学にも非常勤講師で行っています。
深草キャンパスに今春、新学舎「和顔館(わげんかん)」がオープンしました。地上部は教室と先生の研究個室、“ラーニングコモン”という自由に使える学修スペース、地下が図書館です。
外壁はほとんどがガラス張りで学生や先生、職員の動きを「見える化」するのがコンセプトの一つだそうです。確かに中の様子がよく見えます。講義中の教室も先生の研究個室も、内からも外からもすべて丸見えでなんだか落ち着かないという声を良く耳にします。また、中が見通せるので入りやすさはありますが、ガラスばかりなのでどこが建物の入口なのかがわかりにくいとの話しもあります。「慣れ」の問題かもしれませんが、どうなんでしょうか。
大学校舎の「見える化」は全国的な傾向なので、いずれこれが普通になるのかもしれません。流行の一環なのか建物の一角には「学内スターバックス」もあります(学内といってもスタバのウェブサイト・店舗情報にも載っていて誰でも入れます)。
深草の龍谷大学と言えばレンガ色の建物が並ぶ重厚な印象を強く持っていましたが、これからイメージが一新されていくかもしれません。