榎田基明
今週から非常勤講師をしている佛教大学の授業が始まりました。社会福祉学部で「福祉フィールドワーク」という科目を担当していますが、気づけば11年目になります。
現場に行くことがフィールドワークの基本ですが、学生数(100名を超えた年も)や施設の受け入れ態勢などの都合で春期は”現場に行かない”フィールドワークになっています。1回生なのでまずは現場で体感してもらいたいのですが、なかなかそうはいきません。
秋期は人数が減るので福祉施設などの見学ができるようになりますが、かつて受講生が見学先の施設で働いていたりして思わぬ再会があります。こちらは1科目しか担当していないので年度が終わってしまえばもう会うことはほとんどありません。顔も名前も覚えていないのですが、学生の方は意外に覚えています。「授業を受けました」と年度と名前を聞いて「そういえば居たような…」という感じです。1回生の時しか知らないので本当に見違えるというか成長しているのを実感します。さて4、5年後はどうなっているでしょうか。