榎田基明
竣工のお祝いに、建て主さんにささやかな記念品をお渡しすることがあります。
このごろ私たちが気に入っているのは、こんな陶板の壁掛けです。
平和の象徴のハトです。くちばしに花や実をくわえさせられるようになっています。そのくちばしに差してもらえるようにFuuの実を添えるのが密かなポイント。
竣工したお家の壁にちょこんと飛んで、ご家族の幸せを見守ってくれることを願って。
榎田基明
竣工のお祝いに、建て主さんにささやかな記念品をお渡しすることがあります。
このごろ私たちが気に入っているのは、こんな陶板の壁掛けです。
平和の象徴のハトです。くちばしに花や実をくわえさせられるようになっています。そのくちばしに差してもらえるようにFuuの実を添えるのが密かなポイント。
竣工したお家の壁にちょこんと飛んで、ご家族の幸せを見守ってくれることを願って。
榎田基明
2014年の夏に着工した牧師さんの家は、12月に竣工引き渡しを終え、ルーテル賀茂川教会の教会員の方々が竣工式を開いて下さいました。
まず完成した牧師館でみんなが集まり、牧師さんを囲んで、お話をお聞きしました。聖書の言葉を引用しながら「皆が集まる家にしていきたい」という温かいお話。 私たち設計者が工事中に話した「住む人、使う人たちが本当にいいと思える建物を一緒に考えて作っていくのが設計の役目」と言っていたことも、みなさんに紹介していただきました。私たちの大事に思っていることをしっかりと受け止めて頂いてるんだ、と、ほんとに嬉しかったです。
その後は、隣のルーテル賀茂川教会に移って食事をいただきました。大工さん、電気屋さん、給排水設備屋さん、ガス屋さんなどにもそれぞれに今回の工事への思いや苦労話などを話してもらいました。牧師さんご夫妻や教会員の方々からも感想もたくさんいただいて、みんなでこの牧師館への愛情を深められた、とても素敵な竣工式でした。
ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
榎田基明
牧師さんの家が完成しました。引き渡しの前の日曜日、見学会をさせていただきました。共同設計者の、むぎ設計工房さんと、施工者の田中建設工務さんとの共催です。
60年前の新築時の古い設計図を並べて今の現場と見比べると、どんな風に増築されてきて今回の計画でどう改修したかが見て取れます。昔の姿の片鱗が見え隠れするのは、改修して住み続ける面白みですね。
今回は、隣接するルーテル賀茂川教会も併せて公開していただきました。牧師さんの家のドアを開けると教会の裏通路に繋がっていて、牧師さんはそこを通ってダイレクトに祭壇に立てるようになっています。
見学会も終わるころ。住み手のひとりの息子さんがくつろいでます。床に張ったのは、杉の無垢材です。柔らくて温かい床で、はだしになってごろんところがって、もう自分の空間。この場所は息子さんの勉強コーナーになる予定。
寒い日でしたが、来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
榎田基明
烏丸北大路の北に佇む、赤い屋根のルーテル賀茂川教会は、60年前にヴォーリス建築事務所の設計により建てられました。賀茂川教会と並んで建つ平屋の小さな牧師館は、牧師さんご家族の住まいです。
この牧師館の老朽化に伴い、昨年から計画を進めてきた改修工事が、このたび完成しました。今回、教会の方々のご厚意により、完成見学会をさせて頂くことになりました。この日は特別に、大切に使ってこられた教会献堂も併せて見学していただけます。ご興味のおありの方は是非おこし下さい。お待ちしています。
榎田基明
教会に隣接して建つ牧師さんの家。11月末の完成に向けて改修工事が進んでいます。
既存の平屋建物の原型を活かしながら、耐震補強と暮らしやすさを兼ね備えた住まいに変わります。
今日は週に一度の現場定例会議。牧師さんご夫婦も参加されて、現場の進み具合を確認していきます。
改修工事は、既存を解体してみてから現場で考えることがたくさんあります。建て主さんと工務店さん、設計者の3者が現場で寄って相談することで、知恵やアイデアを出し合って、さらにいい建物になっていきます。住む人、使う人それに作る人達もみんなで「いいな」と思える空間を作っていきたいです。